瑠璃光寺・五重塔

瑠璃光寺・五重塔

山口県山口市にある瑠璃光寺は曹洞宗の寺で山号は保寧山。永平寺を大本山とする曹洞宗の寺のため、階段式の回廊が巡らされミニ永平寺といった感じ。五重塔は、大内文化花開いた室町時代、寺が香積寺だった頃のもので、嘉吉2年(1442年)頃の建立と推定されています。法隆寺、醍醐寺と並び「日本三名塔」にも数えられる美しい五重塔は国宝。

着工から完成まで数奇な運命をたどった塔が大内文化を今に伝える

瑠璃光寺・五重塔
瑠璃光寺・五重塔

五重塔は、もともとは応永6年(1399年)、室町幕府第3代将軍・足利義満と泉州での戦い(応永の乱)で戦死した25代・大内義弘(おおうちよしひろ)を弔うために、26代の弟・大内盛見(おおうちもりはる)が造営を開始したもの。
大内盛見も少弐満貞との戦いで戦死したため、嘉吉2年(1442年)になって完成しています。

大正4年に行なわれた解体修理の際に、嘉吉2年(1442年)の墨書がみつかり、建築年代が明らかになっています。

九輪の突端まで31.2m。
全国数ある五重塔のなかで古さは10番目ですが、和様を主体に、一部を禅様にしたその優美さで法隆寺、醍醐寺とともに「日本三名塔」に数えられ、室町中期のもっとも秀でた建造物といわれています。

日没から22:00までライトアップも実施。

瑠璃光寺・五重塔
瑠璃光寺・五重塔
名称 瑠璃光寺・五重塔/るりこうじ・ごじゅうのとう
所在地 山口県山口市香山町7-1
関連HP 山口市観光情報サイト
電車・バスで JR山口駅からJRバス・防長交通バス県庁前方面行きで8分、県庁前下車、徒歩10分。またはJR山口駅から山口市コミュニティバス大内ルート香山公園五重塔行きで14分、終点下車、徒歩3分
ドライブで 中国自動車道山口ICから約8km
駐車場 香山公園駐車場(100台/無料)
問い合わせ 香山公園前観光案内所 TEL:083-934-6630
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。
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